ふとたまに、町中華を食べたくなる日があります。
賑やかで忙しなくて活気のある店内。
決して高級ではない味、それがむしろ良いんです。
そんなとき、丁度大学の先輩から美味しい中華の店がある、とお声がけいただきました。
なんて良いタイミングだろう。と思いながら、お言葉に甘えて連れて行ってもらうことにしました。
都営三田線 三田駅から徒歩10分ほど。
たくさんの飲食店があり、会社帰りの方や学生さんで賑わっています。
お店が多すぎて、入るお店を決めないで来るとかなり迷ってしまうだろうなと感じました。
でも気軽な仲間とあーだこーだと迷いながらお店を決める、それも楽しいですよね。
しばらく歩くと、大きくて真っ赤な看板が現れました。一目で今日のお店なんだということが分かります。
夜18時30分時点で、店内はかなり賑わっていました。
接客をしているのは中国人の方で、予約した先輩の名前を何度も間違えています。
入れるのかな、と心配になりましたが、名前を間違えたまま2階席に通してもらえました。
料理のメニューはかなりたくさんあります。そして安い。量が多い。
写真で見るより、実物は倍ぐらいありました。
逆写真詐欺です。
本日は3人でお伺いしましたが、考えて頼まないと食べきれない事態になりそうでした。
大連は餃子が一番おすすめだそうです。
ということでまず餃子を頼みました。
カリッカリの羽がついていて、ちょうど良い焼色です。
具もみっちり詰まっていて、噛むと肉汁が溢れ出します。1つが結構大きく、満足感も高いです。
6個400円と、かなりお得な値段でした。
3人でちょうど目が合いました。
皆意見は同じのようで、次々と頼んでいきます。
クラゲの和え物
クラゲは初めて食べたのですが、味はほとんどなく、食感がとても楽しいです。冷たい酢の味付けが、他の濃い目料理の箸休めとなりました。
小エビと豚肉の卵炒め
卵ふわっふわ、小エビぷりっぷりです。
具材が惜しみなく使われています。
中華のガツンとくる味付けに、ご飯が食べたくなりました。
ニンニクの芽炒め
ニンニクの芽も初めて食べましたが、独特の甘みがあって、見た目が似ているほうれん草や小松菜とは食感も味もだいぶ違いました。
食感が良く、スナック感覚でパクパクいけてしまいます。
胡麻団子
割った瞬間に、サクッと音がしました。それぐらいしっかりと揚げられています。
餅で包まれた黒胡麻が程よく甘く、熱さ、甘さ、サクサクさ、色んな感覚が一度に楽しめます。
他にも何品か頼みましたが、どれも、これぞ町中華!という感じのジャンクな味付けで、最高でした。
複数人で行くといつもは頼まないような料理を食べることができ、食の幅が広がります。
久しぶりの集まりで話が弾み、結局23時ぐらいまで長居をしてしまいました。
私達のテーブルの横にまだ空けていない食材の段ボールが山積みになっていたのですが、
夜も遅くなるとお客さんも帰っていくので、店員さんも暇と疲れが出るのか、段ボールを椅子にしてふんぞり返って眠っていました。
この自由さが町中華の醍醐味でもありますね。
料理も美味しく話も弾む町中華、おすすめです。