今回は白金高輪駅にある、「中華料理 大宝」に伺いました。
白金高輪といえばお金持ちの街といったイメージがありますが、さて実際はどんな雰囲気の街なのでしょう
か。
駅から徒歩10分ぐらいの場所に本日のお店はありました。
駅から離れるとお店は少なくなり、光る店名が目を引きます。
昭和時代のテレビドラマから出てきたような外観で、ザ町中華という感じです。
誰のか分からない自転車が店の前に堂々と置かれているところも味があって良いですね。
店内に入ると、カウンター席とテーブル席に分かれていました。
色褪せた椅子が、このお店の歴史を語っています。
町中華に来ると、ド定番の餃子と炒飯を食べたくなります。
ということでこの2つを注文しました。
私が子供の頃はこのグラスをよく見た気がしましたが、最近は見ないですね。
町中華といえば、この店だろう、というぐらい理想の店構えです。
物語の中のキャラクターがブラウン管テレビを見ながら語り合っている光景を、つい思い浮かべてしまいます。
料理が届きました。
とてもキレイな丸いフォルムです。
大きめのネギ、肉厚のチャーシューがゴロゴロ入っています。
特にチャーシューが美味しい!
ジューシーで濃いめの味付けが米と良く合います。
全体的に油も良く回っていますが、胸焼けせずに食べ進められます。
中くらいのサイズ餃子です。
モチモチした皮にシャキシャキのニラが包まれていて、食感が良いです。
焼き加減も最高です。
白ご飯が欲しくなりますね〜。
スタッフの方は、職人気質の料理人の方と、マスク越しでも素敵な笑顔が分かるホールの方がいらっしゃいました。
お二人で店内のバランスが良い感じに保たれているんだなぁと感じました。
店を出て、ふと空気が変わったような気がします。
店の中と外では、10年ぐらい時の流れが異なっているような感覚があり、なんだか不思議な体験をしたなぁと思いました。
また、
白金高輪の駅周辺は特別お金持ちオーラが出ているわけではありませんでした。
もう少し奥の方まで歩いてみると、街の雰囲気を色濃く感じられるのかもしれません。
絶品炒飯と少しだけ昔に戻れるお店、おすすめです。